こんにちは。
今日は12月26日に行われる『有馬記念』について見ていこうと思います。
この時期になるとニュースや新聞に大きく取り上げられます。
1年の総決算とも言われる『有馬記念』。
この記事では『有馬記念』について、徹底的に解説しているので「有馬記念ってなんだろう?」と疑問に感じている方はぜひ読んでいってください。

目次
『有馬記念』とは?
『有馬記念』は1956年に『中山グランプリ』という名前で創設されました。
当時としては革新的な、ファン投票で出走馬を選出するという方式が取られました。
ファン投票によって出走馬が決まるレースは『グランプリ』とも呼ばれ、中央競馬では『有馬記念』と『宝塚記念』が『グランプリ』です。(『宝塚記念は1960年に創設』)
1957年に『中山グランプリ』創設者の有馬頼寧理事長が急逝。有馬の功績をたたえて第2回から『有馬記念』に改称されました。
創設時より、12月下旬に中山競馬場で開催されています。
1996年の売上額が約875億円となり、日本競馬における1レースの売上最高額としてギネス世界記録に登録されました。
賞金は1着3億円、2着1億2000万円、3着7500万円、4着4500万円、5着3000万円。
1着賞金はジャパンカップと同じで、中央競馬で施行される競争では最高額です。

過去最高の配当額は?
『有馬記念』の過去最高配当額は、2008年の3連単・985,580円。
2008年の『有馬記念』は荒れました。
1着のダイワスカーレットは安定した成績で1番人気でしたが、2着のアドマイヤモナークは14番人気で人気薄の馬が突っ込んできました。
3着にも人気薄の10番人気・エアシェンディが入り、3連単は985,580円を記録。3連複も過去最高の192,500円を記録しました。
過去2番目に高い配当額は2007年の3連単・800,880円です。

かつての名レース3選
最後に『有馬記念』で繰り広げられた戦いの中で、名レースと呼ばれるものを紹介します。
動画はJRA公式チャンネル様の方から引用させてもらいました。
1999年 歴代最大級の盛り上がり グラスワンダーvsスペシャルウィーク
1番人気のグラスワンダー(単勝・2.8倍)と2番人気のスペシャルウィーク(単勝・3.0倍)の熱い戦いが繰り広げられました。
1999年はグラスワンダーが『宝塚記念』で、スペシャルウィークを圧倒して勝利。
スペシャルウィークは天皇賞・秋とジャパンカップを連勝。
1年の総決算『有馬記念』で最後の戦いが行われました。最後の直線では2頭が抜け出し、叩き合いを演じ、中山競馬場は大盛況。
結果はハナ差でグラスワンダーが勝利しました。
引用:JRA公式チャンネル
1990年 アイドルホースの復活引退レース オグリキャップ
オグリキャップ、この名前を聞いた方は多いのではないでしょうか?
アイドルホースであるオグリキャップは地方出身の馬ですが、中央競馬に移籍し、その実力を遺憾なく発揮します。
1998年『有馬記念』1着、1989年『マイルチャンピオンシップ』1着、1990年『安田記念』1着と輝かしい功績を残してきました。
しかし、1990年の天皇賞・秋、ジャパンカップは大敗。当時6歳だったこともあり、オグリキャップにかつての輝きはありませんでした。
そんな中、1990年の『有馬記念』がオグリキャップの引退レースと発表。最終的には4番人気で武豊騎手が手綱を握りました。
最後の直線で抜け出し先頭に立つと、迫ってきたメジロライアンを3/4馬身差で振り切り勝利しました。
日本最高の騎手とともにゴールしたオグリキャップは、今も多くの競馬ファンに愛されています。
引用:JRA公式チャンネル
2013年 8馬身差の圧勝劇 オルフェーブル
今でも歴代最強の馬として名が挙がる、オルフェーブル。
荒い性格で、大敗するレースが多く、『凱旋門賞』は2年連続2着でした。
2013年の『有馬記念』がオルフェーブルの引退レースとなりました。
単勝1.6倍という圧倒的人気を得たオルフェーブルの手綱は、長年オルフェーブルとともに走ってきた池添騎手が握りました。
『凱旋門賞』帰りだったので馬体状態を心配する声がありましたが、結果は、8馬身差をつけ圧勝。
オルフェーブルの強さを競馬ファンに見せつけた最高のレースでした。
引用:JRA公式チャンネル
まとめ
今週末にある『有馬記念』についてまとめました。
競馬界だけでなく、日本が盛り上がるレース。競馬ファンが選んだ最高の馬たちが集結し戦いが行われます。
そして毎年、ドラマが生まれる『有馬記念』。
今年はどんなドラマがあるのでしょうか?
前回記事はこちら
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