プロ野球レギュラーシーズン終了 熾烈なタイトル争いを制したのは誰か セ・リーグ投手編

投手 背中

こんにちは。

今日はレギュラーシーズンが終了した、セ・リーグの投手タイトルについてみていこうと思います。

プロ野球はまだ試合が続いています。日本シリーズを見ながら今季のレギュラーシーズンのタイトルを振り返りましょう。

打者編の記事もご覧ください!

プロ野球レギュラーシーズン終了 熾烈なタイトル争いを制したのは誰か セ・リーグ打者編

目次

勝利数 トップは初タイトル獲得の2人

順位選手名チーム名勝利数
1青柳 晃洋阪神13
1九里 亜蓮広島13
3柳 裕也中日11
3髙橋 優貴巨人11

最多勝に輝いたのは阪神の青柳晃洋投手と、広島の九里亜蓮投手の2名。

https://hochi.news/articles/20210929-OHT1T51009.html

まずはプロ6年目の青柳投手初タイトルになります。地面と水平よりも下から出す変速サイドスローで勝ち星を積み上げました。ゴロによるアウトが多く、制球面でも年々安定感を増している。

今季は6月に自身初の月間MVPを獲得。8月24日のDeNA戦でリーグ最速となる二桁勝利を達成。

自身初の二桁勝利は、初タイトル獲得につながりました。

ドラフト5位以下の生え抜き選手が二桁勝利を達成するのは阪神史上初の快挙です。

プロ8年目の九里投手も初タイトルになります。九里投手は2017年から毎年、先発ローテーションを守ってきました。

しかし、二桁勝利したことはなく2017年の9勝が自身最高の勝利数となっていました。

今季は開幕からフル回転。5月19日の巨人戦ではシーズン初の無四球完投勝利を上げ、リーグトップタイに躍り出ました。

一時、コロナウイルスに感染してしまい戦線から離脱しましたが、9月29日の阪神戦で自身初の二桁勝利を達成

国内FA権を今季取得しましたが、広島と新たに3年契約を結んだことを公表しました。(3年総額6億5千万)

勝利数3位は中日の柳裕也投手と巨人の髙橋優貴投手。

柳投手はプロ5年目。柳投手は2019年に二桁勝利を挙げており、二桁勝利は2度目。

投球回数はリーグトップの172回。最多勝のタイトルは惜しくも逃しましたが、他のタイトルを獲得し、中日の新しいエースとして力をつけてきました。

髙橋投手はプロ3年目。自身初となる二桁勝利です。

3・4月は自身初の月間MVPを獲得。巨人のエースとして飛躍した1年になりました。

勝率 阪神の快進撃を支えた投手が勝率No.1

順位選手名チーム名勝率
1青柳 晃洋阪神.684
2大瀬良 大地広島.667
3柳 裕也中日.647

最高勝率のタイトルを獲得したのは阪神の青柳晃洋投手。

https://bunshun.jp/articles/-/38701

最高勝率のタイトルを獲得した青柳投手は最多勝に続いて初タイトルになります。

青柳投手は今季25試合を投げ13勝6敗。東京オリンピックにも出場しました。

最速148km/hのストレートと、ツーシーム、スライダー、シュート、チェンジアップ、カーブを投げる。

今季の阪神の快進撃を支え、阪神の新たなエースとして君臨しました。

2位はプロ8年目の大瀬良投手。今季は23試合に登板し、10勝5敗。

3年連続で開幕投手を務めました。シーズン中に離脱した時もありましたが、広島の先発陣を支えました。

シーズン中にFA権を取得したが、3年契約を新たに結び広島に残留することを発表。(3年総額8億円)

2018年の最多勝投手は来季も広島の選手として戦ってくれます。

3位は中日の柳投手。今季の柳投手は大きく飛躍しました。

初めてタイトルを獲得し、他の投手部門でもタイトル争いを繰り広げました。

完封数2・完投数2はセ・リーグトップです。

防御率 安定した投球でチームを支えた若龍

順位選手名チーム名防御率
1柳 裕也中日2.20
2青柳 晃洋阪神2.48
3大野 雄大中日2.95

最優秀防御率のタイトルを獲得したのは中日の柳裕也投手。

https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909100000191.html

最優秀防御率のタイトルを獲得した柳裕也投手。初タイトルになります。

多くのタイトル争いに名を刻んだ柳投手。ようやくタイトルを獲得しました。

今季は最優秀バッテリー賞月間最優秀バッテリー賞を獲得しています。(捕手は全て木下拓哉選手)

中日のエースとして、強かった中日をもう一度再建してもらいたいです。

2位は最多勝のタイトルを獲得した青柳投手。青柳投手も月間最優秀バッテリー賞を受賞しています(捕手は梅野隆太郎選手)

これからも阪神の投手陣を引っ張っていって欲しいです。

3位は昨年の「沢村賞」投手・大野雄大投手。プロ11年目の中日のエース。

昨季は最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得しています。

今季は7勝11敗と負け越してしまいましたが、さすが中日のエース。防御率でしっかり3位に入ってきています。

それだけ点が取られなかったということですね。ではなぜ負け越してしまっているのか、原因は明白ですね…。

今季も中日を先発陣の中心として支えました。東京オリンピックにも日本代表として出場、金メダルを獲得しています

来季はもう一度、昨季のような大野投手を見れることを期待しています。

奪三振 2位と30個差、圧巻の168奪三振

順位選手名チーム名奪三振
1柳 裕也中日168
2戸郷 翔征巨人138
3森下 暢仁広島132

奪三振数トップは中日の柳裕也投手。

https://www.chunichi.co.jp/article/260478

最多奪三振のタイトルを獲得した柳裕也投手。最優秀防御率に続いて初タイトルになります。

最多奪三振と最優秀防御率の二つを2年連続で中日の投手が獲得しました。(2020年は大野雄大投手が獲得)

この二つのタイトルが証明するもの、それは打者に打たれなかったということ。

中日には大野雄大投手に続いて2人目のエースが今季誕生しました。

2位は巨人の戸郷翔征投手。プロ3年目です。

今季は開幕2戦目のDeNA戦で初勝利を挙げたが、後半戦失速。26試合に登板し、9勝8敗と二桁勝利を逃した。

しかし、チームトップタイの151.2回を投げ、不調のエース菅野投手の穴を埋める活躍をしました。

4年目の来季は自身初の二桁勝利を目指して頑張ってもらいたいです。

3位は広島の森下暢仁投手。プロ2年目です。昨季は新人王に輝きました。

今季は先発ローテーションを守り、東京オリンピックにも出場しました。

新型コロナウイルスの濃厚接触者として登録を抹消された時もありましたが、1年を通して広島の先発陣を支えました。

セーブ 今季のセーブ王は2年連続であの男

順位選手名チーム名セーブ
1スアレス阪神42
2栗林 良吏広島37
3マクガフヤクルト31

セーブ王は阪神のスアレス投手。

https://www.sankei.com/article/20211018-SX3CZGB7JZI7TMZGLLZC6OPGMI/

最多セーブ投手に輝いたのは2年連続でスアレス投手。阪神の快進撃を支えました。

昨季より17個セーブ数を増やしました。

6月13日の楽天戦で12試合連続セーブを達成。球団記録となりました。

セーブ数42は歴代7位タイ防御率は1.16で安定した数字を残しています。

阪神の守護神として来年も活躍して欲しいです。そして3年連続の最多セーブを狙って欲しいです。

ヤクルトのアルバート・スアレス投手は実兄。

2位は広島の栗林良吏投手。プロ1年目の新人。今季のセ・リーグ新人王最有力候補です。

防御率はなんと0.86。驚異の数字です。セーブ数はスアレス投手に及びませんでしたが、総合的に見ると栗林投手の方が安定した守護神のように思えます。

53試合に投げ自責点・失点は5、被本塁打1。新人とは思えない数字です。シーズン終盤には20試合連続セーブを記録しました。(プロ野球2位タイ)

開幕から22試合連続無失点記録も記録。新人投手による開幕からの連続無失点試合数の日本記録を更新しました。

東京オリンピックの代表選手に選出され、日本の守護神として決勝など重要な試合を投げました。

広島の守護神、日本の守護神として今季は大活躍の栗林投手。新人王発表の日が楽しみです。

3位はヤクルトのマクガフ投手。ヤクルト戦士として2019年から活躍しています。2019年からの3年間で181試合に登板しています。まさにヤクルトにいなくてはならない守護神。

3勝2敗31セーブ、防御率2.52は来日以降最高の成績。東京オリンピックではアメリカ代表に選ばれ、銀メダル獲得に貢献しています。

最高158km/hのストレートと、スプリット、カットボール、シュートを投げる。

来季もヤクルトの不動の守護神として、最終回を締め括って欲しいです。

ホールドポイント 72試合に投げた優勝の立役者

順位選手名チーム名ホールドポイント
1清水 昇ヤクルト53
2岩崎 優阪神44
3エスコバーDeNA36
3又吉 克樹中日36

ホールドポイント1位はヤクルトの清水昇投手。

https://hochi.news/articles/20210701-OHT1T51281.html

最優秀中継ぎ投手に選ばれたのは清水昇投手。2年連続での受賞になります。

ヤクルトのリーグ優勝を支えた1人。プロ3年目です。

今季は球団記録、日本記録を更新する50ホールドを達成。ホールドポイントも2位に9ポイント差をつける53ポイント。

リーグ最高の72試合に登板し、ヤクルトのブルペンを支え続けました。

今季はプロ初勝利を記録するなど、昨季から大きく飛躍する年となりました。

抑えのマクガフ投手と共に、一度も離脱せずヤクルトの勝利の方程式を確立しました。

2位は阪神の岩崎優投手。プロ8年目です。

今季は東京オリンピックにも出場し、決勝では好リリーフをしました。

スアレスにつなぐセットアッパーとして、安定した成績を残しました。

来季はさらに安定して投球で阪神のブルペンを支えて欲しいです。

3位はDeNAのエスコバー投手と中日の又吉克樹投手。

DeNAのエスコバー投手は2017年からDeNAで活躍している投手。

左投手によるNPB公式戦最高球速記録保持者。(163km/h)

開幕はコロナウイルス感染拡大により出遅れた。4月20日一軍に合流。

セットアッパーとしてDeNAを支え、一軍公式戦通算投球回が250回に到達。(DeNAの外国人投手として5人目)

シーズン終了後2023年までの2年契約を結びました。(2年推定4億円)

中日の又吉投手はプロ8年目。

入団初年度からセットアッパーとしてフル回転。今季通算400試合登板を達成(8年)。

今季は防御率1.28と自身初の防御率1点台を記録。安定した投球で中日投手陣を支えました。

まとめ

今季のセ・リーグの投手タイトルをまとめました。初めてタイトルを獲得した選手が多かった印象があります。

そして全体的に若いです。これからの日本球界を引っ張っていってくれる選手が出てきてくれました。

2021年シーズンセ・リーグから「沢村賞」の該当者は出ませんでしたが、来季選出されることを願っています。

そして、今季以上にプロ野球界を盛り上げていただきたいです。

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