こんにちは。
今日は11月3日です。10月31日に衆議院議員総選挙が行われました。
自由民主党は岸田内閣として初めての総選挙になりました。
立憲民主党、国民民主党も2020年に結党されて以来初めての選挙でした。
令和初めての総選挙の結果はどうなったのか、みていこうと思います。
選挙前はこちら⇨衆議院解散!各党の現在の議席数は?(選挙前の議席)

目次
第1党 自由民主党 獲得議席261 (選挙前議席276)

自由民主党は選挙前より15議席減らしました。
しかし、単独で国会を安定的に運営するための「絶対安定多数」の261議席を確保しました。
小選挙区で189議席、比例代表で72議席獲得。
幹事長の甘利明氏(比例復活)、石原伸晃氏(比例復活ならず)などの大物議員が小選挙区で敗れるという波乱が起きました。
甘利幹事長は辞任の意向を示しています。
第2党 立憲民主党 獲得議席96 (選挙前議席109)

野党第一党である立憲民主党は選挙前より13議席減らしました。
今回の選挙は日本共産党と手を組み、候補者一本化などで協力しましたが結果は議席数減という形になりました。
小選挙区で57議席、比例代表で39議席獲得。
当選回数17回を誇る小沢一郎氏(比例復活)、辻元清美氏、平野博文氏などが小選挙区で落選しました。(辻元氏、平野氏は比例復活ならず)。
代表の枝野幸男氏は選挙には当選しましたが、代表辞任の意向を示しました。
第3党 日本維新の会 獲得議席41 (選挙前議席11)

今回の選挙で大躍進したのは日本維新の会。
小選挙区で16議席、比例代表で25議席獲得。
選挙前の議席数より4倍増。議席数を大幅に増やし、第3党に躍り出ました。
なんといっても地元大阪での強さが際立ちました。公明党と棲み分けた4選挙区を除く15選挙区で全勝し、立憲民主党の辻元清美氏を落選に追い込みました。
比例代表でも前回から500万票近く上積みして805万票を獲得。比例北海道ブロックを除く10ブロックで議席を獲得しました。
松井代表は2021年1月の任期満了を持って日本維新の会代表を辞任する意向を示しています。
第4党 公明党 獲得議席32 (選挙前議席29)

自由民主党と連立政権を組む公明党は議席数が微増。
小選挙区で9議席、比例代表で23議席獲得。
2014年以来の小選挙区全勝。
政治とカネで揺れていた広島3区では斉藤国土交通大臣が当選。
来年の参議院通常選挙に大きな弾みがつきました。引き続き自公連立政権は続いていくと思われます。
第5党 国民民主党 獲得議席11 (選挙前議席8)

国民民主党も選挙前議席より微増。
小選挙区で6議席、比例代表で5議席獲得。
国民民主党は枝野氏から提案された野党共闘に加わらず、今回の初選挙に挑みました。
結果として、共産党と組んだ立憲民主党は議席数を減らし、国民民主党はわずかに増やした。
玉木代表の読みが正しかったということでしょう。
選挙後、玉木代表は日本維新の会と今後連携していく考えを視野に入れることを示した。
第6党 日本共産党 獲得議席10 (選挙前議席12)

日本共産党は選挙前より微減。野党共闘を掲げましたが、上手くいかなかったみたいです。
小選挙区で1議席、比例代表で9議席獲得。
野党共闘を掲げ、候補者一本化などで与党に対立しましたが結果は議席数がわずかに減りました。
来年の参議院銀通常選挙にどう響くのか。
20年以上続く志位和夫日本共産党委員長体制に注目が集まります。
第7党 れいわ新選組 獲得議席3 (選挙前議席1)

野党共闘に参加していたれいわ新選組。議席数は微増。
れいわ新選組は比例代表で3議席獲得。
代表の山本太郎氏は比例東京ブロックで議席を獲得。
比例南関東ブロック、比例近畿ブロックでも当選者を出し、3議席獲得した。
着実に議席を増やしたれいわ新選組。来年の参議院議員通常選挙にいい弾みがつきました。
第8党 社会民主党 獲得議席1 (選挙前議席1)

社会民主党は小選挙区で1議席獲得。
沖縄2区にある唯一の議席を守りました。
比例代表は結党以来初めて議席を獲得することができませんでした。
来年の参議院議員通常選挙で議席数を伸ばすことはできるのでしょうか。
まとめ
今回の選挙はコロナ禍になって初めての衆議院議員総選挙でした。
多くの人が見守る中下された審判は、議席数でわかるでしょう。
岸田新総裁となって初めての選挙は与党の勝利として終わりました。
一方、政権交代を目指した野党は、議席を増やした政党はあるものの、敗北に終わりました。
「野党共闘」これが本当に良かったのか、来年の参議委員議員通常選挙ではどのように野党が戦うか注目です。
投票率は55.93%と戦後3番目に低かったそうです。(NHKニュース発表)
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