こんにちは。
今日は、自民党内の各派閥で動きがあったので、まとめていこうと思います。
最大派閥の細田派、総選挙前に会長が亡くなってしまった竹下派、会長が落選してしまった石原派などの派閥に動きがありました。
目次
自民党内最大派閥の会長に安倍元首相が就任
まずは自民党最大派閥の細田派に動きがありました。
細田派の会長、細田博之氏が衆議院議長に就任し会長の職を退任、派閥を離脱しました。
11月11日の会合で、細田氏の退任と、後任の会長として安倍晋三元首相が就任することが決まりました。
安倍氏は2012年に首相就任に伴いいったん派閥を離脱し、無所属となっていた。
1979年に福田赳夫元首相が立ち上げ、安倍氏の父・晋太郎氏が会長を務めたこともある安倍派。
これまでに、森氏、小泉氏、安倍氏、福田康夫氏の4人の首相を輩出している。
今回の選挙で派閥の人数は減ったが、自民党内最大派閥であることは変わらない。
安倍氏が、最大派閥を率いることで自民党がいい方向に向かうことを期待しています。
細田派は安倍派に衣替えしたことになりました。

★安倍元首相のYouTubeチャンネル⇨https://www.youtube.com/channel/UCvTUlYhJ6p_O0SpvNSyEgKQ
総選挙前に会長が死去 次期会長には茂木幹事長
次は前会長の竹下亘氏が9月に死去し、会長席が空白になっていた竹下派。
11月11日に定例会合を党本部で開き、茂木敏充幹事長の会長就任を内定。
茂木氏は先日、甘利前幹事長の辞任を受けて幹事長に就任したばかり。
茂木氏は竹下派で会長代理を務めるなど、竹下派内で力を持っていました。
竹下派は1987年に竹下登氏によって設立。小渕氏、橋下氏の2人を首相として輩出している。
茂木氏は、この後役員体制を固める予定。
茂木氏の豊富な知識と頭の回転の良さ、高い説明能力は党内でも評価が高く、「極めて優秀だが、部下や後輩に厳しい」とされている。
首相の参謀として申し分ない力を持っており、幹事長としても期待できる茂木氏。
党内第3派閥となった竹下派を率いて、幹事長としての力を遺憾なく発揮してほしいです。

会長がまさかの落選 幕を降ろすことに決めた石原派
小選挙区で落選、比例代表でも復活できなかった石原伸晃氏。
その石原氏が会長を務める石原派が幕を下ろすことになりました。
11月11日に開かれた石原派の会合で、石原氏は会長を辞任する考えを正式に表明。
「(議員)バッジをなくしたので石原派は今日を持って幕を下ろしたい」と述べました。
総選挙後は、所属議員7人と党内最小派閥となっていた。
石原派は存続か、他の派閥に合流か、今後協議していく見通しです。
⇨第49回衆議院議員総選挙 落選の石原伸晃氏 石原派の会長辞任 後継者は誰になるのか

その他の派閥は特に動きなし
その他の麻生派、二階派、岸田派、石破派はどうでしょうか?
この4派閥は会合を開きましたが目立った動きはありません。
まずは自民党内第2派閥の麻生派。会長の麻生太郎氏は「手を抜いてはいけないのは来年の参院選。過半数をとることによって初めて岸田内閣が安定する」と引き締めた。麻生派は総選挙前から1人増やして53人になった。
二階派は総選挙後所属議員が47人から44人に減少。二階氏が幹事長を辞任したことで二階派の党内での力は弱まりました。
岸田派は4人減って42人。岸田会長は「力を合わせて国民の負託に答えるべく努力していきたい」と述べました。
石破派は現在12人で総選挙前から3人減り、総裁選出馬に必要な推薦人20人を満たしていない状況です。
石破派は12月上旬の臨時国会召集までに石破派のあり方を検討する考えを示しました。
今後の石破氏、石破派の動きに注目です。

まとめ
第49回衆議院議員総選挙の結果、勝利した自民党内でも変化がありました。
安倍元首相の派閥復帰、竹下派の会長に茂木氏が就任、石原派の会長石原伸晃氏の会長辞任。
この変化は総選挙前には想像できませんでした。そして麻生派以外の派閥は、人数を減らしました。
今後、派閥間の動きがどうなっていくか注目です。
特に党内最小派閥の石原派と、自民党内第5派閥の石破氏は注目です。
ちなみに、菅前首相は無所属です。
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