こんにちは。
今日はプロ野球で最も活躍した先発投手に贈られる「沢村賞」を受賞した、オリックスの山本由伸投手についてみていこうと思います。
25年ぶりのリーグ優勝を飾ったオリックスですが、山本投手は優勝立役者の1人です。
「沢村賞」の選考委員会は11月22日全会一致で、山本投手の受賞を決めました。
目次
先発投手に贈られる「沢村賞」とは?
まずは「沢村賞」についてです。
「沢村賞」とは、シーズンで最も活躍した先発投手に贈られる特別賞の一つです。
正式名称は「沢村栄治賞」で、受賞者には金杯と、副賞の賞金300万円が贈られます。
1947年に読売新聞社が戦前の豪速球投手沢村栄治氏の名誉と功績を讃えて制定しました。
現在は、沢村賞選考委員会の審議により7項目の選考基準(※)や補足項目を基準に毎年12球団から原則1人選ばれます。
選考基準に満たしていなくても、印象に残った達成記録や項目外の完封も加味して判断されることもあります。
(※)選考基準‥・登板試合数(25試合以上)
・完投試合(10試合以上)
・勝利数(15勝以上)
・勝率(6割以上)
・投球回数(200イニング以上)
・奪三振(150個以上)
・防御率(2.50以下)
近年は投手の分業化が進んできており、完投試合と投球回数の項目が達成できない投手が多い印象です。
該当者なし(「沢村賞」受賞者なし)という年もあります。
歴代最多獲得者は杉下茂投手(元中日)、金田正一投手(元巨人)、村山実投手(元阪神)、斎藤雅樹投手(元巨人)が3回「沢村賞」を獲得しています。
外国人投手も過去に2名獲得しています。

今年の山本由伸投手

今季の山本投手は大活躍でした。
初めて開幕投手を務めましたが、戦投手となってしまいました。
4月1日のソフトバンク戦では2年ぶりに完封し、今季初勝利を挙げました。
交流戦では3戦3勝、防御率1.23、奪三振33の成績を残し交流戦MVPに輝きました。チームも11年ぶりに交流戦優勝。
そして、5月28日のヤクルト戦以降無敗が続きます。前半戦は9勝、防御率1.82、奪三振121の成績を残しました。
後半戦初登板(8月20日)の西武戦では自身初の二桁勝利、10勝目を挙げます。
今季最終戦となった10月25日の楽天戦で完封勝利し、シーズン15連勝を達成しました。
この最終戦の勝利でチームの隠れマジックが1になり、リーグ優勝に大いに貢献しました。
最終的な成績は、
- 勝敗:18勝5敗
- 勝率:.783
- 防御率:1.39
- 奪三振:206
の成績で投手4冠を達成しました。
また、完投・完封・投球回数もリーグトップで投手7部門でトップになります。
また、6月から4ヶ月連続で月間MVPを獲得しました。
開幕戦こそ黒星がついたものの、シーズン途中からはチームのエースとして君臨し続けました。
オリックスの優勝に大いに貢献 25年ぶりのリーグ優勝

山本投手が所属するオリックス・バファローズは今年25年ぶりにリーグ優勝をしました。
山本投手の活躍がオリックスの優勝に大きく影響したことは確かですが、他にも多くの選手が活躍し、チームに良い影響を与えました。
今季オリックスの4番として打ち続け本塁打王を獲得した杉本裕太郎外野手、2年連続で首位打者を獲得した不動の3番吉田正尚外野手、球団初10代で二桁本塁打を放った紅林弘太郎内野手など多くの活躍した選手がいます。
7年前、ソフトバンクとの直接対決に負け、オリックスはゲーム差なしの2位でした。目の前で優勝が決まったソフトバンク、当時のオリックスの選手たちは相当悔しかったと思います。
2014年の悔しさを知る、安達了一内野手、T -岡田外野手、平野佳寿投手、比嘉幹貴投手らは今年の優勝をどう感じているのでしょうか。
現在は日本シリーズで、セリーグ覇者・東京ヤクルトスワローズと戦っています。(2021年11月22日現在)
リーグ優勝した勢いで日本一になっていただきたいです!
まとめ
今日は2021年シーズンにおいて「沢村賞」を受賞した山本由伸投手について書きました。
山本投手はクライマックスシリーズと日本シリーズでも投げ、勝ち星を挙げています。(2021年11月22日現在)
オリックスが優勝できたのは、山本投手の力が大きかったことは間違い無いでしょう。
山本投手はまだ23歳。今季はオリンピックも経験し世界の舞台に立ちました。オリックスのエースから日本のエースへ。
山本選手の契約更改が気になりますね。
そして、来季の山本投手にも期待しましょう!
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