2022年(令和4年)2月4日に北京冬季オリンピックの開会式が行われました。
行進の際、先頭には国名が表示された「プラカード」があり、各国の英語表記と中国語の漢字表記の文字が記載されています。
実は、この漢字表記の国名の1文字目の画数の少なさで行進の順番が決まっていました。
また、日本の各国に対する漢字表記と違う国もあります。
「なるほど」と納得するような漢字から、「え?当て字じゃない?」と言う漢字までありました。
今日はたくさんある漢字表記の中から、驚くような漢字表記の8カ国を紹介します!
前回記事→漢字表記主要国10選
北京オリンピック関連記事→北京オリンピック概要
目次
1.毎大会、最初に入場するオリンピック発祥の国 希腊(ギリシャ)

オリンピック発祥の地であるギリシャは「希腊」と記載されました。
日本では「希臘」と記載されます。
ギリシャは夏・冬の両大会とも1番目に入場行進をします。
アルファベット順や漢字の画数順など関係なく、ずっと1番目に行進してきました。
これはオリンピック発祥の国に敬意を表す恒例行事になっています。
2016年のリオ・オリンピックでは初の女性旗手が誕生しました。
2.EU(欧州連合)の主要機関が多くある国 比利时(ベルギー)

ベネルクス3国の一つであるベルギーは「比利时」と記載されました。
日本では「白耳義」と記載されます。開会式では9番目に登場しました。
EU(欧州連合)の主要機関が多くあるため、国際的に重要な国です。
ベルギーの冬季オリンピックの通算成績は、金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル3個の計6個になっています。
金メダルは1948年にフィギュアスケート(ペア・ダンス)で獲得しました。
今大会では、19人の選手が参加しています。
3.平昌オリンピックで過去最多の金メダルを獲得 瑞典(スウェーデン)

2018年平昌オリンピックで過去最多の金メダルを獲得したスウェーデンは「瑞典」と記載されました。
日本でも「瑞典」と記載されます。
スウェーデンは2018年平昌オリンピックで過去最多の7個の金メダルを獲得しました。
1924年の第1回冬季オリンピックから全冬季大会に参加している数少ない国で安定した成績を残しています。
特にクロスカントリースキーが強く、通算成績は金メダル31個、銀メダル25個、銅メダル24個の計80個獲得しています。
4.クロスカントリースキーの強豪国 芬兰(フィンランド)

スウェーデンと同じくクロスカントリースキーの強豪国であるフィンランドは「芬兰」と記載されました。
日本では「芬蘭」と記載します。今大会では37番目に行進しました。
フィンランドがクロスカントリースキーで獲得しているメダルは合計80個で、獲得合計数は世界2位タイです。(金メダル21個、銀メダル25個、銅メダル34個)
スキージャンプでも金メダルを10個獲得しています。
今大会でも活躍が期待されている国の一つです。
5.冬季オリンピック通算獲得メダル数トップの国 挪威(ノルウェー)

冬季オリンピックの強豪国として君臨するノルウェーは「挪威」と記載されました。
日本では「諾威」と記載されます。52番目に行進しました。
ノルウェーは冬季オリンピックの通算獲得メダル数が世界1位です。
スキー部門では圧倒的な強さを誇り、毎回上位成績を残しています。
フィヨルドをはじめとする自然が豊かな地形柄、ウィンタースポーツと触れ合う機会が多いのもノルウェーの強さの秘訣かもしれません。
6.2018年平昌オリンピックから参加の国 马来西亚(マレーシア)

2018年から冬季オリンピックに参加したマレーシアは「马来西亚」と記載されました。
日本では「馬来西亜」と記載されます。5番目に行進しました。
マレーシアは赤道に近いため暑いですが、スケートリンクなど練習する場所はあるとのことです。
前回大会では2名の選手が出場しましたが、メダル獲得には至りませんでした。
2回目となる今大会も参加選手は2名ですが、冬季オリンピック初メダル獲得に大きな注目が集まります。
7.冬季オリンピック初参加の国 沙特阿拉伯(サウジアラビア)

今大会が初めての冬季オリンピック参加になったサウジアラビアは「沙特阿拉伯」と表記されました。
日本では「沙特阿拉伯」若しくは「沙地亜剌比亜」と表記されます。
サウジアラビア政府は一昨年、「ウィンタースポーツ連盟」を設立しました。
西部ジッダにある屋内スケートリンクを無料で開放し、初心者向けのスケート教室を開くなど、選手育成・発掘に熱が注がれています。
今大会には1名の選手が参加しています。
8.冬季オリンピックでメダル未獲得の国 阿根廷(アルゼンチン)

南アメリカ大陸に位置するアルゼンチンは「阿根廷」と記載されました。
日本では「亜爾然丁」若しくは「阿根廷」と記載します。41番目に行進しました。
平昌オリンピックを含めて19回冬季オリンピックに出場しているアルゼンチンは、まだ冬季オリンピック種目でメダルを獲得できていません。
今大会には6人の選手が参加しています。
出場している選手がアルゼンチン初となる冬季オリンピックメダルを獲得できるか注目が集まっています。
まとめ
今日はすごい漢字表記の8カ国を集めました。
普段の生活では目にしないような漢字が多く使われていますよね。
また、今回の北京冬季オリンピックでは若い選手の活躍が目立っている気がします。
金メダルが取れると思われてた選手がメダル自体取れなかったり、全く期待されてなかった選手がメダルを獲得したりと番狂わせも起きています。
これがスポーツというものなのでしょうか…。
残り期間も少なくなってきましたが、まだまだ競技は残っています。
これからの各国選手の活躍に期待しましょう。
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